後悔しかない。

私の失敗した後悔した事を書いております。
面白半分覗いてみませんか。
エッセイ風に仕上げていきます。

第十二話 まさかの議員会

私が議員に決まった次の日の放課後
議員会と言う名の全学年の議員が集められ
自己紹介と体育祭の話し合いが行われた。


嫌いな山田と二人で議員会に参加する。
先輩ばっかりで萎縮しまくりの私。


席が全学年の同じクラス同士で座ると言う感じで決まっていた。
私は3組なので3年生と2年生の3組の先輩がいる席に座る。
その時だ。


久しぶり!部活どんな感じや?
レギュラーおめでとう!


って声を後ろから声をかけられた。


ビクッと後ろを振り向くと・・・


引退した小さい先輩が座っていた。
お前は議員になりそうやったから
俺も議員になったんやでーって。


分かるわけないのになんで分かったですかー!?
って感じでした。


強制的にならされましたと説明したが
先輩は笑っているだけだった。


知っている先輩がいるだけで
こんなにも気が楽になるのかって思った。


山田はあの先輩怖いんやろって後から言っていたが
めっちゃ優しいのにな。
人を知っていると知っていないでは
こんなにも差が出るんだと思った。


自己紹介は簡単に終わり
本題である体育祭の話に入った。


全学年のクラス同士が仲間で点数を競いあうクラス順位
と、学年同士でも順位を決める。
私の中学校ではそういうルールだった。


ただ問題はここからで
どんな競技を行うかを決めていく。


一年生にも発表させようと生徒会長は指名してくる。
去年何をしたか分からない私たち一年生は黙るしか出来ない。
競技内容がなかなか決まらず
早く帰りたい3年生は確実にイライラしているのが分かってきていた。
受験勉強があるってみたいな声を聞こえる様に言ってくるのだ。


一年生は誰も発言しないので後ろから
小さい先輩がとりあえず手を挙げてなんか言えって
無理やり手を挙げさせられた。


私は生徒会長に指名され発言を余儀なくされた。


せっかくクラスずつの対抗でやっているので
全学年クラス対抗リレー!!
と答えた。


笑い声と呆れ声が混ざった。


同学年のクラス対抗リレーがあるのに
全学年でも走るのって??
バカじゃないのって声も聞こえる。


最悪最悪最悪。
もう嫌だ。こんなの耐えれない。



小さい先輩が立ち上がり
絶対それがいい!
めっちゃおもろいし、先輩後輩関係なく応援出来るやん!
俺もそれに一票入れるわ!!


まさかの展開。
3年生はこの小さい先輩に逆らえる人間は少ない。


笑い声と呆れ声は無くなり
総勢300人が走る全学年クラス対抗リレーが
開催される事になった。


学年順も大切になるので
一年が走り、二年が走り、三年が走る
学年順は2年生以降はタイム順と言う内容で決まり会議はお開きなった。


先輩は偉大でかっこよくて私からみたらスーパーマンみたいな人。


俺は4組やからお前とは敵同士やなって帰り際に言われた。
本当にあの先輩の姿には憧れた。


3年生・2年生は慣れた様子でクラスに発表出来る様に
まとめて、教室から出ていく。
1年生はまとめるのに時間がかかり
全クラスが残っていた。


山田が横でまとめているのを待っている私。


同じ学年の議員の中で知っているのは
小学校が一緒だった1組の男子と2組の女子やなー。


と、キョロキョロしていたら目があってしまった子がいた。
4組の子だ。めっちゃ見ている。
こっちに来たー。


俺柴原って言うんやけど、よろしくって
握手を求められた。
親友になっていく男との出会いだった。


柴原はいわゆる今で言うイケメン君。
チビデブの私とは大違い。


とりあえず一年全クラスまとめ終わり帰ろうとした時に
全クラスの子からお礼を言われた。


なんのお礼??って感じだったけど


あの雰囲気で言えるのはすごい。


先輩に言わされたみたいなもんやでって
言っておいたが、周りからは私は
そうゆう事を言える人間なのだと思われたらしい。


私自身は小心者で怖がりでみんなに避けられている存在が
この時の議員のメンバーから私を見る目が変わってくる事になる。