後悔しかない。

私の失敗した後悔した事を書いております。
面白半分覗いてみませんか。
エッセイ風に仕上げていきます。

第十六話 始まり

体育祭も終わり
議員会も無くなり、山田とは話す機会が減った。


しかしあの言葉がが忘れられないままでいた。
電話で言われたあの一言がずっと気になっている自分がいる。


何かを期待しているわけでもなく
私自身どうすれば良いのか分からなかったからだ。


話す機会は減ったものの
山田佐藤コンビでは割と話しかけてくれる。


時だけは過ぎ・・・
12月に入り冬休みが近づいてきたある日。
電話だ。
山田からまた電話がかかってきた。


『あんたいつまでそうしてるつもりなの?佐藤の事好きじゃないの?』


好きか好きではないかと聞かれたら好きに入るが
恋愛関係でとはちょっと違う。
人としては好きなだけだ。


そんな事も言えないチキンな私。


私はこう答えてしまった。
 好きかなーっと。


『両想いなのに告白とかしないの?』


するわけないって答える私。


ふーん。分かったよっと電話を切る山田。


なぜそんな事を言ってしまったのか。
自分の気持ちにウソをついたのは
佐藤が悲しむと思ったからだ。


あそこでしっかり山田の事が好きだと
伝えたらまた違う人生を歩めていたのでは
ないだろうか。


私が佐藤が好きだと言う事は
山田からしっかり佐藤に伝えられたらしい。


私はそんな事は知らずに冬休みに突入していく事になる。