後悔しかない。

私の失敗した後悔した事を書いております。
面白半分覗いてみませんか。
エッセイ風に仕上げていきます。

第十話 奇跡のカバン

もう学校に行くのも嫌になっていた私。


周りからの目が気になる。
みんなの目線に入らない様に休憩時間も
トイレや廊下で一人で過ごす。


もう終わった。それしか頭になかった。
何も楽しくない。学校にいる意味もない。


そんな頃に私は高校生の姉からお古のカバンをもらった。
ちょっと可愛くて私は持って行く事が恥ずかしくて使っていなかった。
しかしこの日はいつも使っていたカバンの紐がちぎれて
しょうがなくお古のカバンで登校したのだ。


またこんなの見つかったら馬鹿にされるわ。
と思っていたのだが
このカバンが私に良い運を運んでくれた。


それは掃除時間の事だ。


女子から
このカバン誰のー??
めっちゃ可愛いんだけど!!
使い込んでる感が良いよね。


って話が聞こえてきた。
はー。そんなカバンの話盛り上がるのかよって
馬鹿にしていた。


まさか私のカバンでそんな話をしているとも知らずに・・・


授業も終わり、私は嫌々部活に行くかと思い
カバンを持った時だ。
まさかの女子たちが寄ってきた。
何かしたのかと悪口でも言われるのかと思った。


カバンめっちゃ可愛いやん!
なんでそんな可愛いの持ってるの?
こんな事で女子は話しかけてくるのかよ。
予想外だよ。私の事怖いんじゃなかったのかよ。


私はこの時に変わった。
可愛いは女子が寄ってくる。
そう悟ったのだ。
このカバンに寄ってきた女子は佐藤と山田と言い
私の目付きが怖いと話をしていたイケてる組女子だ。


この佐藤山田コンビが私を更に変えていく・・・