第三話 部活見学
話せる子は少しずつだか、増えてはきていたが私はやはりグループに入ることが出来ていなかった。
話せると言っても知らない子とは挨拶ぐらい。
小学校の仲好しだった子の金魚のフン状態。
みんなの目が気になってしまう。
そんな五月の二週目・・・
中学では強制的に部活に
入部しなければならない。
第一希望~第三希望までの部活を
三日間ずつお試しで回ることが出来る。
すでに野球はもともとしていた子達で
溢れかえっている。
その中に入っていく勇気もなく
続けてきた柔道も部が無い。
どうしたら良いのか分からず
家に帰り、夕食中に部活の話をした。
姉から
バレーボール見に行ったら?
私の後輩がいるやろー。
姉はバレーボール部だったんだとここで知る。
あんた小学校の夏休みだけ水泳してたやん。
柔道してた先輩がバスケ部いるみたいやよ。
近所の子もバスケ部やったよね。
との、家族談話の中で出た結果から
バレーボール・水泳・バスケ
とりあえず見学してみる事にした。
この部活見学が私にとって
学校生活に大きな影響を与えるとも知らずに。
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